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第一話
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ラーナの王子による聖都奪還…
その知らせはブリガドゥール島中に響き渡る。
 
エルバーンとバイエリオンは部隊長と共に、
足早にシュペルタス砦に戻った。
報告を受けたレウルスはウルマール城砦陥落を誓う。
 
シュペルタスの兵たちの士気も高揚し、
新生ラーナ軍の勢いは加速の一途をたどった。
 
そんな折、不穏な知らせがレウルスの耳に入る。
 
聖都奪還の裏にサンクレストあり…その情報を盾にし、
シャノンが拠点であるウルマール城砦から数万の兵を
出兵させたというのだ…
 
今、レウルスは決断を迫られていた。
 
レウルス.png
第二の故郷であるサンクレストの危機とあっては、

私も出陣させてもらいますよ。
 

                 エルバーン反転.png
待てよ、レウルス。シャノンはそれが狙いだろう。

その隙をついて再びシュペルタスを落とされたら、

今までの苦労が水の泡ってやつだ…。

                  バイエリオン反転.png
エルバーン様のおっしゃる通りです。              

レウルス様が出られては、シュペルタスの士気が下がります。

そこで、私から一つ提案があります。

部隊長の部隊を

サンクレスト救出の任務に加えさせていただけないでしょうか?
 
レウルス.png
いいでしょう。

部隊長ならば、安心して任せられます。

頼みましたよ。
 
                 エルバーン反転.png
ありがとう、レウルス。

それじゃあ、行って来る!

戻ってきたらウルマールを落しに行くぜ!

 

そのころウルマール城砦では、
シャノンがベッサニオ、ラフィリオ両名から報告を
受けていた…。
 
ベッサニオ.png
シャノン陛下。

ラーナの地下施設の廃棄もすでに完了し、

例の物の準備も順調に進んでおります。
 
                 シャノン反転.png
そうか…。ふふふ。               

聖都ラーナ・シンなど、元々さして興味はなかったわ。

例の物が順調ならばそれで良い、実に楽しみよのぉ。

 
ラフィリオ.png
私からも報告申し上げます。総勢1500名の兵を

サンクレストへ向け進軍を開始させました。

すべて予定通りでございます。

 
                 シャノン反転_0.png
うむ。そちらの方は、任せるぞ、ラフィリオ 。

面白くなってきたものだな。ふふふふ…

のぉ、聖母リリアよ。
 
リリア.png

………

 
父と母の身を案じるエルバーンは道を急ぐ。
そして辿り着いたのは、ペリストの門。
エメルデ渓谷の入り口に作られた頑強な関所だ。
 
すでにウルマール城砦からの使者、
シャノンの精鋭部隊によってほぼ壊滅状態であった。
 
残留しているシャノン軍を討伐し、
ペリストの門奪還に挑む!
 
バイエリオン.png
…なんてこと。ペリストの門の守備隊は全滅。

敵はかなりの精鋭部隊のようですね。
 

エルバーン.png
このペリストの門を奪還し、我が地に進入したシャノン軍は

一人も逃さんぞ!みんな心してかかってくれ!

部隊長、頼む!
 

 
戦闘終了後・・・
 
エルバーン.png 
よし、ペリストの門を奪還したぞ!
よくやってくれた、部隊長。
お前の活躍あってこそだぜ。
 

ペリストの門奪還には成功したが、
サンクレストに侵攻してきたシャノン軍本隊を撃破しな
ければ、サンクレストに平和は戻らない。


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次は暇なときに
byスケ



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